オフィスの電気代を削減するための方法

噴霧器

ここでは企業の空調の電気代節電の方法の1つである噴霧器の特徴や効果、導入について解説しています。

打ち水効果で熱交換率を高める噴霧器

噴霧器とは室外機に取り付ける散水システムのことです。

室外機のアルミフィンは特に夏場は高温になりますが、水をそのアルミフィンに噴霧することで熱交換率を高めることができます。

原理は簡単で、撒いた水が蒸発する際に気化熱を奪い周囲の温度を低下させる、いわゆる打ち水効果と同じです。
これを室外機で行うことなのですが、通常の水道水ではアルミフィンを腐食させたり寿命を縮める恐れがあるため、高性能のフィルターに通して不純物を取り除いたりするなどの工夫がされます。

導入費用は噴霧器の馬力によっても異なりますが、10馬力クラスで50,000円/台からあり、20馬力で150,000円/台程度です。
この他に設置工事費は考慮に入れなければなりません。

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夏場の快適性を失わない電気代削減法

噴霧器を設置すると冷房サイクルの中で凝縮圧力を下げて圧縮行程を助けることになるため、冷房ピーク時の省エネ、冷房安定運転、高圧カット防止、ヒートアイランド緩和などの効果が期待できます。

省エネ部分に注目すると、冷房シーズンの使用電力量(kWh)と最大需要電力(kW)を16~20%低減することができ、電力基本料金を約20%削減するとされています。
その結果、水使用量を含めたトータルコストが最大15~18%削減でき、夏場に使用電力量が多いケースでは大変メリットがあります。

最大需要電力を低くして電力基本料金を削減する方法には他にデマンドコントローラがありますが、デマンド値(最大需要電力)を下げるために、使用電力が一定値を超えそうになるとエアコンを段階的に停止させてしまうことがあります。

すると一時的とは言っても冷房効果がダウンしてしまい、その間は我慢する必要があります。その点、噴霧器の場合は熱交換効率アップによって使用電力を抑えるため、エアコンを止めることなく、コスト削減ができるのが特徴です。

夏場の冷房による快適性は失わず、省エネ・省コストが実現できる噴霧器は原理は単純ですが、電気代削減のための効果的な方法の1つと言えるでしょう。

商品例

  • シモンカンパニー「エコネット3」
  • 近畿エコスト「室外機水噴霧装置」
  • ダイキン「スカイエネカット」